2006年04月01日

人間宣言

読者の皆さんには突然で何のことか分からないかもしれないが、私は今日、6年ぶりに人間になった…

今まで人間でなかったのである。何のことかと言うと、私の職場のことだ。私の本職は国立の研究機関なので、一応身分としては公務員だったのだ。

ところが、小泉内閣の行政改革の流れを受けて、職員の身分が非公務員化された。つまり普通の会社員になった。

このようなささいなことはニュースにならないから読者の皆さんには関係ないかもしれないが、日本の公務員というのは基本的人権のいくつかがない。いや、本当に(笑)。それはまあいいとして(外国の人権監視団体などは良くないといっているが)、ほかにも、例えば、他の企業の紹介などはご法度なので、2年ほど前から始めた、ネット上での成功哲学に関する文筆活動は非常にやりにくかった。

私の無料レポートを紹介してくれる方がいても、私がその方を紹介するのはご法度なので、謝りのメールを打ったこともある。

他企業に尽くすことはご法度だが、自分で自分のことを宣伝するのはグレーゾーンである。さらに、自分で商売をするのは濃いグレーゾーン(とはいえ、農家や不動産屋の公務員が立派にいるのだが)なので、有料電子図書「聖書で学ぶ成功哲学−全ての成功哲学の原点はここにあった」をインフォカートで販売する時は、インフォカートに販売者になってもらい、自分で売っているのではない立場にした。

このように、ネットを使って「より良い人生」とは何かを考える活動は、これまで非常に難しかったのだが、それでもそれらの制限の中でできることは何なのかをあれこれ考えると、逆にネットのことや読者の姿、厚意を寄せてくれた皆さんの姿などがかえってよく見えてくる。

と、あまりテーマと関係が無く、読者の皆さんには何のことか分からなかったかもしれない。しかし日本では、国家公務員というのはいずれ、自衛隊、警察、外交官、税務署ぐらいを除いて、絶滅するのが決定している。

すでに「国立大学」というのは存在しないのをご存知だろうか。ええ!そんなばかな。実は、国立大学は平成16年から国立大学法人という「会社」になっている。十年後は国立大学法人は100%独立採算制でやれ、ということになっている。

永遠に変化が無いと思われる社会でも、急に大きな変化はくるのだ(やっとブログのテーマに近づいてきた)!ただ、多くの人がそれに気づかず、回りに吹き荒れる暴風に後から気づいて、右往左往する(PSE法、などとあまり具体的には言いたくないが)。

もし学習と研究という「選択」のための道具が身についてなければ、暴風が吹いていることすら気がつかないのかもしれない。

常日頃から社会を観察し、分析し、そこで何が自分はできるのか。自分のためだけでなく他の人のために何ができるのか。

それを継続的に習慣として続けていきたい。

さて、これが私の「人間宣言」であるが、今日はエイプリルフールなので、これとは別に後でまた記事を書くことにしよう。
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2006年03月26日

日本では「成功」の状態は難しいか

これまで「成功」の定義について考えてきた。

もし成功が、自分で自分をコントロールし、生まれた時からもともと与えられた豊かさを自分の中に実現している状態、と定義すれば、これは非常に欧米的な哲学で、それをそのまま日本人が行うのは非常に無理がある。

なぜか。例えばあなたはテレビや新聞のニュースを見て怒ったりしないだろうか。ニュースキャスターがちょろっと言っている批判的なコメントに、そうだそうだ!などと同調していないだろうか。

子どもの時、勉強が好きだった、または嫌いだった人もいると思うが、それは自分で判断してそうなっただろうか。単に周りがやっているから、やっていないから好きだったか嫌いだったかしたのではないだろうか?

一体、人間は自分の理解と判断に基づいて心の底から何かしたい、またはするなんていうことは、一日のうち何回ぐらいあるのだろうか。朝起きて寝るまでそれは全て周囲がやっているから、とか周囲に合わせてやっているだけなのではないだろうか。

周囲と違う行動を取ろうと言うことではない。仮に同じ行動をしていても、それをする理由が十分に自分で理解していなければいけないということだ。

「なんて疲れる考え方だ!」と思うかもしれないが、ソローやオグマンディーノはそういう考え方をしている。だからソローは自分の口に入れるものまでも完全に理解できるように自分で畑に植えたのだ。

他人に助けられたり、頼ったりする状況は現代社会では見えないところも含めればごく当たり前のように起きる。しかし、他人の意思判断により、自分が動かされている、という状態が最も悪い。

特に日本のメディアや教育は人に刷り込みを行うのが当然と考えている、理性を完全に破壊する恐ろしいシステムである。

それでも内容的に知的で高尚ならいいのだが、日本のメディアは他先進国と比べかなり低質だ。

あなたはライブドアが今好きだろうか。ちょっと前はどう思っていただろうか。今も前と変わらない気持ちでいるだろうか?それは自分で判断してそうなったのだろうか?

教育になると本当に相当まずい。

日本の教育は他国よりいいんだろう、などと思っている世代がいるようだが、2004年12月に公表されたOECDによる国際的な学習到達度調査結果によると、主要な先進国41か国中、日本の「読解力」は14位、「数学的応用力」は6位。

こんな教育を与えられて、何の理性的な判断もせず受け入れていると、あっというまに心の中に外界の暴風が吹き荒れるようになり、「成功」などとは程遠い人間になってしまう。

学校ではでたらめな個人主義を教えている。教師自身が自分で判断し理解するように訓練を受けてないのに、ラベルだけの個人主義を強調すると、子どもはただのわがままで感情をコントロールできないけだものと化す。

子どもが親を殺す、火炎瓶を浮浪者に投げる、子供同士が切り刻む。

自分で理性的な判断を取り、周りと協調することが他の誰にとっても幸福になるときはその判断に基づいて共に手を動かすことをいとわない。それが本当の「成功」であり、まさにこの「成功」についての定義を考え始めた時のナポレオンヒルの定義にも沿う。

ソローやオグマンディーノは、天国から日本のことを笑っているのだろうか、それとも温かい目でまだ間に合うぞ、と語りかけてくれているのだろうか。
posted by 成功哲学研究者 at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

成功は誰にも内にある状態か

 同じ時期に活躍した人たちでも,アールナイチンゲールは成功をその人の外側の状態(つまり上流階級のような生活と行動のパターン)と考えているのに対し,ジョセフ・マーフィーは成功を内にある状態と考えている。

 そしてその内側にあるものは,もともと人間が人間として生まれたら持ち合わせているはずの「富裕権」というものだと考えている。

 つまりジョセフマーフィーは牧師であるから,もし人が神に似せて作られているなら,当然その性質は生まれたときからすべて持ちあわせているという考え方である。不幸な人間がいるのはそれに気が付いていない,またはマーフィーの場合,その内なる状態に対して主人である自分が上手に「働きかけていない」からだと考えているようだ。

 オグマンディーノの一連のラグピッカーシリーズを読んでもほぼ同じことが書いてある。人が生まれるときにすでに人にはさまざまな神による奇跡が起こり,少なくとも生まれた瞬間の泣き声をあげたときまでは神の奇跡が隅々まで行き届いている。

 しかし,生まれてから成長していくと,自分が神により作られた奇跡であることを忘れてしまったり,卑下してしまったり,ひどい場合は,自分をののしることでその奇跡さえも貶めようとする。

 成功とはマーフィーらにとっては,もともと人として持っているはずの性質を自分で呼び起こし,当然の状態に戻るものと考えられる。

 このような意味では成功とは特に外界の金銭的な状態や地位などとは関係ない。この考えは,自分が自分の心をコントロールするというロバートキヨサキやナポレオンヒルらの考えとも矛盾はしていない。

 ジェームズアレンもそうだが,自分の心というのは,自分が手を入れることのできる唯一の部分で,自分の外側にある暴風や狂気に身を任せてはいけないという考え方は,欧米人のかなり中心的な哲学である。

 金銭的な貧困よりも,アル中や麻薬中毒などを人生の敗北者とみなす傾向が欧米に強いのも,この自分をコントロールできなかったというところに判断の基準があるからと考えられる。

 金銭的な貧困は多くの場合,自分をコントロールするかどうかと直接は結びつかない。自分をコントロールしてほかの人からみれば貧しい,つつましやかな生活を送る人を敗北者とは呼ばないのもそのあたりの理由からだろう。
posted by 成功哲学研究者 at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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